2010年04月30日(Friday)
「奇抜さ」「見映え」の前にやるべきこと
「60点を取り続けることの大切さ」です。
新川氏率いるHUGEでは、そのようなスペシャルなものを目指しているわけではありません。目標にしているのは「赤点を取らないサービス」。言い換えれば、「どのお客様にもイヤな思いをさせないサービス」です。
前提にあるのは、「あるお客様にとって100点でも、別のお客様にとって0点だったら、それは飲食店としてはダメなんだ」という思想です。
例えば、一部の優秀なホールスタッフが常連客の名前をたくさん覚えていたり、おかわりを頼まれる前に先回りして注文を聞いたりというようなことは、素晴らしいサービスです。けれども、全員のスタッフがそれをできるかというと、そう簡単なことではありません。
あるいは、誕生日を迎えた来店客のためにスタッフがバースデイソングを歌ってあげれば、その人はとても喜ぶでしょう。しかし、給料日明けの金曜日の午後8時、店内が満席でスタッフが走り回っている時に、それと全く同じことを行うのは、難しいかもしれません。
顧客は、一度でもスペシャルなサービスを経験すると、次にもそれを期待するのは当然です。しかし、一部のスタッフだけしかできないこと、あるいはいつもできるわけではないことを追求してしまうと、それはサービスのバラツキにつながってしまうのです。そして、それは顧客の期待を裏切ってしまうことにもなりかねません。
もちろんスペシャルなことは目指すべき理想ではありますが、その前に徹底すべきは「不満を抱かせないこと」です。飲食店で言えば、きちんと席に案内されて、しかるべきタイミングで注文を取ってくれて、あまり待つことなく飲み物や料理が出てくること、そしてスムーズに会計を済ませることができることでしょう。
そんな「当たり前」の部分にこそ、まずは徹底的に注力しているのです。けれども、この「当たり前」の部分を、「当たり前」としてできている飲食店が決して多くないことは、皆さんもこれまでにあちこちで経験しているのではないでしょうか。
このような基本の部分のことを新川氏はスポーツになぞらえて「基礎体力」と呼びます。まずは、この基礎体力がきちんとあることが何よりも重要なのです。そして、名前を覚えたり、気が利いたりするサービスをすることは、あくまで「運動神経」であり、それは基礎体力があって初めて効果を発揮すると言うのです。
成熟した市場の中では、ライバルとの熾烈な競争を勝ち抜くために、「奇抜さ」や表層的な「見映え」に注力する動きが、多くの業界で強まっていることを感じます。ただし、これらはしっかりとした基本があってこそ、本来は有効なのではないでしょうか。
(日経ビジネスオンライン より)
60点。! いいと思います。。ただ、それぞれの事業の本質的サービス。飲食でいえば「味」 美容でいえば「美」の優先順位が二番手以降にならないようにしたいと思います。接客にエネルギーを使い果たして、「美しく、かわいく、若く」してあげることをおろそかにしたのでは、接客の質も意味がなくなってしまうと、思うんです。。。
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前提にあるのは、「あるお客様にとって100点でも、別のお客様にとって0点だったら、それは飲食店としてはダメなんだ」という思想です。
例えば、一部の優秀なホールスタッフが常連客の名前をたくさん覚えていたり、おかわりを頼まれる前に先回りして注文を聞いたりというようなことは、素晴らしいサービスです。けれども、全員のスタッフがそれをできるかというと、そう簡単なことではありません。
あるいは、誕生日を迎えた来店客のためにスタッフがバースデイソングを歌ってあげれば、その人はとても喜ぶでしょう。しかし、給料日明けの金曜日の午後8時、店内が満席でスタッフが走り回っている時に、それと全く同じことを行うのは、難しいかもしれません。
顧客は、一度でもスペシャルなサービスを経験すると、次にもそれを期待するのは当然です。しかし、一部のスタッフだけしかできないこと、あるいはいつもできるわけではないことを追求してしまうと、それはサービスのバラツキにつながってしまうのです。そして、それは顧客の期待を裏切ってしまうことにもなりかねません。
もちろんスペシャルなことは目指すべき理想ではありますが、その前に徹底すべきは「不満を抱かせないこと」です。飲食店で言えば、きちんと席に案内されて、しかるべきタイミングで注文を取ってくれて、あまり待つことなく飲み物や料理が出てくること、そしてスムーズに会計を済ませることができることでしょう。
そんな「当たり前」の部分にこそ、まずは徹底的に注力しているのです。けれども、この「当たり前」の部分を、「当たり前」としてできている飲食店が決して多くないことは、皆さんもこれまでにあちこちで経験しているのではないでしょうか。
このような基本の部分のことを新川氏はスポーツになぞらえて「基礎体力」と呼びます。まずは、この基礎体力がきちんとあることが何よりも重要なのです。そして、名前を覚えたり、気が利いたりするサービスをすることは、あくまで「運動神経」であり、それは基礎体力があって初めて効果を発揮すると言うのです。
成熟した市場の中では、ライバルとの熾烈な競争を勝ち抜くために、「奇抜さ」や表層的な「見映え」に注力する動きが、多くの業界で強まっていることを感じます。ただし、これらはしっかりとした基本があってこそ、本来は有効なのではないでしょうか。
(日経ビジネスオンライン より)
60点。! いいと思います。。ただ、それぞれの事業の本質的サービス。飲食でいえば「味」 美容でいえば「美」の優先順位が二番手以降にならないようにしたいと思います。接客にエネルギーを使い果たして、「美しく、かわいく、若く」してあげることをおろそかにしたのでは、接客の質も意味がなくなってしまうと、思うんです。。。
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